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PASQUARELLIのおいしい生活

焼き羊(spiedino di pecora)

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焼き鳥?いえいえ、アブルッツォの焼き羊=メス羊の竹串焼き。

メス羊のお肉を小さくカットして竹串に刺し炭火で返しながら焼きあげる!まるで「焼き鳥」。でもこちらはイタリアの「アブルッツォの名物羊料理の羊の串焼き」なのです。

メス羊の肉質が、硬い為、このように小さくカットするんです。なぜ雄羊を使わないかといえば匂いがきついからだそうです。

塩味のシンプルな串焼きの羊。とってもおいしいいんです!機会があったら是非食べていただきたい羊料理の1つです。(但し、アブルッツォで食べていただかないと羊のお肉の味違います。)

里帰りすると必ず食べに行くのですが1人10本から注文!誰がいちばん本数を食べたか競いながらいただくのが定番です!

フィレンツェのスーパーでも竹串に刺して売っていますがアブルッツォで食べる羊の味、やっぱり違います!(でも、見かけると買ってしまうんですかど。)
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# by gianca | 2009-05-31 15:57 | セコンド

赤!黄!緑!のトマト

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トマトがおいしい季節がやってきました。トマトってどこの国で最初に作られかご存ですか?
700年前、アスティカ人が栽培したチェリートマトが最初。イタリアではローマ帝国の皇帝がナポリ大国、スペイン、南米のペルーも支配していた為ペルーから色々な物を積んだスペイン船がナポリに入港。トマトの種もその中にありヨーロッパで栽培が始まりました。最初のトマトは黄色いトマトだった為に「POMODORO=黄金のりんご」と呼び名が付いたとか。最初は観賞用に作られていましたが16世紀のイタリアは食料難でトマトを食べざる終えなくなり食べてみると毒もなくおいしかった為トマトを使った料理が作られるようになり今にいたります。

日本にトマトが伝わったのは徳川家綱の時代で17世紀。最初は観賞用だったとか。栽培を始めたのはカゴメの創業者の蟹江一太郎氏。

トマトってとっても優れもの!ビタミンA、C、E。活性酵素でがん予防。りコピンサンで美白効果があるとか。ミネラルも豊富で「トマトが赤くなると医者が青くなる」なんていわれるほど体にとても良い成分がたくさん含まれているんですって!

さて、今日は、トマトずくしの料理を紹介します。
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緑のトマトのジャムを添えました。緑トマト400gを砂糖150gレモン汁1個分をマリネしてから火にかければ出来上がり
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リコッタ250gとほうれん草100g(茹でたもの)塩、胡椒、ナツメグをあわせラビオリを作り茹でます。エシャロットの微塵をにんにくを潰したオイルで炒めトマト1/2にカットもよくいためてから、塩、胡椒、コンソメをいれ、茹で汁もたし、湯だったラビオリを入れます。(パスタ→小麦粉200g、卵2個、オリーブオイル、塩少々)
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牛肉に塩胡椒してにんにくとオイルで焼き取り出しておく。茹でた大根を肉の焼き汁で焼き色付けドライトマト、バルサミコ、蜂蜜、バターを合えます。肉を戻しからめて出来上がり。
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トマトを白ワインと砂糖、、レモン汁で煮ました。レモンチェロのグラニテと一緒にお皿に。
(白ワインの代わりにみりんやリンゴジュース+レモンやオレンジジュース+レモンなどで煮てもおいしいですよ。さらに煮汁にゼラチンにして丸ごとトマトゼリーに。)

トマトの種類によって料理を楽しめます。緑色のトマトは甘味がなく硬く青臭い味がするのでジャムにしました。ペコリーノチーズとの愛称抜群!サラミとペコリーノとジャムを合わせて口に運んでもおいしいです。

リコッタとほうれん草のラビオリには甘味の強く、味の濃いミニトマトをフレッシュのトマトでモーメントで作るのがおいしいです。

乾燥トマトをお肉のソースにせっかくの赤がバルサミコで台無しと思うかもしれませんがとってもおいしいです。

トマトのドルチェ、日本ではみりん煮によくしていましたがこちらもお勧めです。

トマトの種類は、8000種以上だとか。黄色、緑、赤、黒..........。

トマトは煮込み、お肉魚のソース、サラダ、ジャム、ピクルス、フライ、ドルチェに大活躍。

去年代官山に「Celeb de Tomato」というお店が、オープンしトマト料理がコースで食べられ生トマト、トマトドルチェの数々が売られているとか。(行ってみたいです~。)

トマトのおいしい時期にたくさん食べて美容と健康に心がけることにします。皆さんもいかがですか?

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# by gianca | 2009-05-29 06:11 | おいしいもの

カポナータとラタトゥイユの違い

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こんにちは。最近、とっても暑くて今日の気温39℃です。日が落ちる9時まで明るく気温下がらず。ですからとっても暑いです!

早めに仕事を終えて帰宅した夫とクーラー漬けの自宅から離れてバイクで涼しくなるまで外出することにしました。出かけた先はフィレンツェから車で30分の町「SCARPERIA」。包丁の有名な所と聞いていたので1度行ってみたいと思っていた所です。

1件見つけた包丁屋さんに入ってみました。写真でごらんに頂いている包丁の数々。とっても切れ味よさそうでした。

今夜の夕食で紹介するシチリア料理。アーリサーチキンとシチリア出身のRAFFAELEのカポナータ。    

シチリアは、歴史的に多国の支配下を受けていた所。(主にギリシャ、アラブ、フランス、スペイン......etc。そのためスパイスの効いた独特の料理や各国の色々な技法が料理に用いられているそうです。)

カポナータは、スペインから茄子やトマトが伝わり、農家の方が簡単でおいしい夏野菜の煮込み料理を考案したものとか。

ここで「カポナータ」と「ラタトゥイユ」の違いを。

カポナータ                 ラタトゥイユ
①イタリアシチリア料理        ①南仏プロバンス料理  
②茄子を揚げる             ②茄子揚げない
③甘酸っぱい味 (酢、砂糖使う)  ③トマトソースべースの味(酢、砂糖入らない)
④レーズン、松の実、ケーパー   ④ズッキーニ、プロバンスのハーブ(タイム、セージ、マジョラム、ローズマリーなど)                                                                   共通の材料は、トマト、ピーマン(赤、黄色)、茄子、玉葱、にんにく。

*今日紹介する友達のラファのカポナータは彼のマンマのレシピをアレンジしました!

カポナータ 材料 赤ピーマン小2個、茄子小4本、にんにく1片、赤玉葱1個、セロリ2本、カーソナード(黒い砂糖)大4、白ワインビネガー大1~2、トマトペースト大4、固形コンソメ1/4個、湯1/2カップ、塩、胡椒適量、オリーブオイル適量、松の実適量、ドライレーズン20粒位、揚げ油
作り方 ①茄子は、1~2㎝にカットして、塩をあえ水分、灰汁を出す。30分~1時間。その後水分を軽く絞り、酢揚げする。キッチンペーパーで油を吸い取る。レーズンは、適量の湯を入れ戻し、また糖分を抜く。②玉葱、セロリは、別々に微塵切りにして、オリーブオイル、玉ねぎの方だけにつぶしたにんにくをいれ、別々にいためる。④赤ピ-マンは、1~2㎝に切り、オリーブオイルでいためる。*全て別々に同じやわらかさに炒めておく。⑤全ての野菜をあわせ調味料を順に入れていく。トマトペーストをいれよーく炒め次に砂糖、ワインビネガーをいれ、レーズン(水分切って入れる。)、松の実、残りの調味料を合わせる。湯12/カップを足し水分がなくなるまで煮る。味を調節してください。⑥ざるに上げ30~1時間そのまま置いて油分を抜く。

アーリーサチキン 材料 チキン4枚、アーリーサ(チュウブ唐辛子)大5、にんにく1片、オリーブオイル適量、塩、胡椒適量、白ワイン適量
作り方 ①チキンを細長く切り、塩、胡椒をして、白ワインを振り掛ける。しばらくしてからアリーサでマリネする。②フライパンにオイルをひきにんにくの香りをだしお肉を焼く。

今回は、レーズンと松の実をいれずグリンピースを入れました。レーズンを入れない場合は大1の砂糖を加えてもいいです。調味料の分量はお好みで調節してください。イタリアのカポナータはズッキーニを入る土地もあります。野菜の種類、分量もお好みでお入れ下さい。

カポナータ!色々なものと組み合わせていただいてもおいしいと思います。お魚、お肉、卵料理(温泉卵、オムレツ)のつけ合わせ。ご飯、クスクスやパスタに合わせていただく。ブルスケッタにする。チーズを乗せてオーブンで焼くなどさまざまにアレンジができます。

夏野菜のおいしいこの時期に是非お試しください。

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# by gianca | 2009-05-26 23:00 | コントルノ

さくらんぼの御菓子

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今が旬の桜桃。アブルッツォのノンナのお家のさくらんぼも毎年鈴なりです。このさくらんぼ日本種類に似ていて粒が小さく色もうすピンクで甘酸っぱいです。
一般的にイタリアで出回っているさくらんぼは、アメリカンチェリーみたいに粒が大きくて真っ赤、赤紫、赤黒の色味。表面つやつや。甘くてとってもおいしいです。「赤い宝石=ルビー」なんて呼ばれているらしいです。

今日はさくらんぼを使った御菓子を3つ作りました。さくらんぼのクロスタータ=タルト、さくらんぼジャム入りビスコッティ、さくらんぼ粒入りフラッペ。

クロスタータは、PASQUARELLI家代々伝わっているものです。B.Pが入る生地って初めてでしたが教えてもらってから毎回入れています。なぜいれるのか?疑問?①生地がサックリいく。②B.Pは生地が縦に伸びるのでタルトの側面が多少落ちにくい。③バターがたくさん入る重たい生地なので生地を上がりやすく、火通りよくする。のではないでしょうか?(家族に聞いても、「そんなこと考えてことなかった。」ですもの。)
この生地とってもバニラの香りがしておいしい生地なのでお試しください。イタリアには、りエビペルドルチェ=バニラ入りB.Pと言うものがありこちらを使用しています。

さくらんぼのタルト(2~3台分)材料 さくらんぼ100個以上 全卵1個 卵黄3個 小麦粉400g バター200g リエビトペルドルチェ1/2袋=8g(B.P+バニラパウダー)砂糖150g

作り方①小麦粉にリエビトをあわせ、バターを細かくカットしたものを、手で擦りまぜ粉チーズ状にする。②テーブルに山を作り広げ、真ん中にドーナツ状に穴を開け、卵と砂糖をいれ、少しずつ壁を壊すように混ぜていく。混ざったら、塊にしてラップに包み、冷蔵庫で休ませる。③生地をタルト型に詰、冷蔵庫で休ませてからオーブン180℃~200℃で30分焼く。

クリーム材料 小麦粉100g 卵黄3個 全卵2個 砂糖120g牛乳500g リコッタ250g(水分切る200g)

作り方 ①牛乳を沸かす。卵に砂糖をあわせマヨネーズ状に擦り混ぜる。②牛乳をあわせ鍋に戻し沸騰するまで絶えずかき混ぜる。バットにいれラップし冷ます。冷蔵庫に。③冷めてたらリコッタと合わせる。

仕上げに タルト生地にクリームを詰、さくらんぼをならべて出来上がりです。
ビスコティは、タルトの余った生地を使いさくらんぼのジャムを詰て焼きました。この生地そもそもジャムやチョコレートクリームを入れて作っているものなのでこのようにしてもおいしいです。フラッペは、さくらんぼの果肉を自家製ジェラートに合わせたものです。お試しあれ。


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# by gianca | 2009-05-20 16:55 | ドルチェ

仔羊のチーズと卵の料理

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「Agnello cacio e uova」 と言う名前の料理を紹介します。cacio =チーズuova=卵

夫の実家は、アブルッツォの山岳丘陵地帯。羊や山羊の放牧が盛んです。高原の自然な草をたくさん食べて育ったお肉は臭みがなくとってもおいしいです。

仔羊のチーズと卵の料理。溶き卵に粉チーズを合わせ塩、胡椒し、カリット焼きあげた羊にさっと合わせた料理です。卵の火の入れ方は各家庭違います。卵はお好みで火を入れてください。付け合せに春のグリーンピースを添えました。グリンピースにパンチェッタと玉葱を炒めグリンピースに合わせるのが定番ですがオイルと塩でも十分おいしのでさっぱりと茹でることにしました。肉のサルサとあえてもおいしいです。

材料 4人分 仔羊16本(1人4本) 卵4個 ペコリーノチーズをおろしたもの70g オリーブオイル 塩 胡椒 にんにく 1片

作り方 ①仔羊を1本ずつ肉たたきでたたき伸ばす。にんにくとあれば香草塩、オリーブオイルでマリネする。
②卵を解きほぐし粉チーズをあわせ塩、胡椒し、お湯を和えておく。
③フライパンオリーブオイルを引きカリッと焼きこちらにも少量のお湯を少し入れ②を火からおろして和えフライパンをゆする。

アブルッツォの方がよく食べる料理です。日本で言うと親子丼の卵とじみたいなものなんでしょうか?ペコリーノチーズと仔羊、親子ピアットですよ。

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# by gianca | 2009-05-20 03:42 | セコンド